学生アルバイトから社員、
そしてオーナーへ。

株式会社新鮮組本部

本多オーナー
鎌田三丁目店

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新鮮組社員から独立して、馴染みの店舗のオーナーに

 実家がこの鎌田三丁目店のすぐ近くで、実は学生時代にこの店でアルバイトをしていたんです。卒業後は一度就職をしたのですが、その仕事を辞めてしばらくフラフラしていたときに、もう一度アルバイトとして戻った。たまたま店舗に来た本部の方に「うちも社員を募集しているからやってみたら」と声をかけられて、転職しました(笑)。
 社員時代は、直営店の店長として 6年間で 6店舗くらい回りました。入社時に「いずれはオーナーになりたい」と話をしていたので、当時の上司から「そろそろ、やってみないか」と声をかけられた。 32歳のときでした。どの店舗にしようか考えたのですが、馴染みのあるこの鎌田三丁目がやりたいとお願いして、オーナーとなったのが 2011年。今年でオーナー 8年目になります。妻も新鮮組の社員だったので、心強くはありました。最低限、一人はシフトを確保できますから(笑)。

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オーナーとしての意識は数字に表れる

 社員とオーナーでは、やる仕事自体はほとんど同じですが、意識が違いますね。社員のときは、売上に関わらずに一定額のお給料をいただけますが、今はそうじゃないから気が抜けない(笑)。もちろん、数字は嘘をつきませんから、頑張ればその分上がっていきます。ただ、なかなか厳しいのが現状です。
 コンビニの売上というのは、近所に高層マンションでも建たない限り、爆発的に増えることはない。頑張ってなんとか現状を維持していくことが、ベースラインです。いずれは 2店舗目を という思いもありますが、まずはこの店を維持して盛り上げていくことが第一です。

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良いお店は「人」が作る

 お客様にとって良いコンビニとは、たとえば欠品が少ないとか商品点数が多いことなどだと思いますが、それはコンビニとして当たり前のこと。そこからさらに良くしていくために必要なのは、モノではなく人の力です。まずは、お客様にきちんと声を出して挨拶をする。それが何より、店の雰囲気を良くすることだと思いますし、スタッフにも徹底しています。
 意識してスタッフの育成をしているわけではありませんが、スタッフ一人ひとりに目を配り、調子が悪そうだったり、いつもと違う様子が見られたら声をかけるなど、ちょっとした働きかけを意識しています。学生アルバイトは時期がくれば辞めてしまいますが、一方で私がアルバイト時代から今も継続して勤めてくれているスタッフもおり、みんなにとって働きやすい環境作りをしてきたいですね。

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焼き立てパンが人気!店内厨房で差別化を図る

 もともと厨房はあったのですが、 2年前のリニューアルを機にパンとピザを焼けるようにしました。この辺りはパン屋がないので、オープン当初は良く売れました。以前から店内調理商品は人気がありましたが、特にパンを目当てに来店してくださる方が今でも多くいます。やはり、この店内厨房があるのは新鮮組の強みですね。住宅街の中なので常連さんも多く、ちょっとした世間話を毎日のようにできるのも楽しみの一つです。

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新鮮組本部のサポート体制に満足

 元は自分も社員だったので、新鮮組本部の人とはコミュニケーションが取りやすい面もあります。「私はこうしていきたいので、応援してください」と言えばサポートしてくれますし、私の仕事をきちんと評価してくれる。リニューアルなどの提案も積極的にしていただけるので、新しいことに挑戦することもできます。
 また、新鮮組本部で年に数回「オーナーズミーティング」という集まりがあるのですが、そういう場で悩みを相談したり、新しいアイディアがもらえるのも助かっていますね。一人だけで考えていると、どうしても迷路に入り込んでしまうので、同じ境遇の人と話をできるのは大きいです。

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必要なのは「やる気」だけ

 これからコンビニオーナーになりたいという人に必要なものは、やる気だけだと思います。まずは 10年間、ずっと同じようにやる気を維持できるのか。その自信がないのだったら、考え直したほうが良い。ただ、やる気をもって取り組めば結果は出るし、新鮮組もサポートしてくれるので、努力のし甲斐がある仕事だと思います。

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